朝鮮新報, 19.6.2009

「国際化」-「東アジアの国際化」を考えるうえで、本書は「よき基礎的東アジア史像」を提示してくれるだろう。


吉井秀夫 (Prof. YOSHII Hideo) , 11.7.2009

ドイツ人東アジア史研究者である著者が執筆した、ドイツ人の学生向けの東アジア史概説書の翻訳を中心とした著作です。東アジアの定義を「普段の食事に箸を使う地域のことである」とされたのには、驚かされました。概説の記述については、内容自体はよく知っていることばかりですが、それを説明する用語や視角が違う場合が少なくありません。外からみれば「東アジア」がどのようにみえるのかを知ると共に、自分自身が「東アジア」のさまざまな「前提」にからめとられていることを実感させられる本だと思います。


浅田進史 (Dr. ASADA Shinji), in 社会経済史学 76:2 (2010.08), S. 147-149


前田耕作 (Prof. MAEDA Kōsaku), 【2010年版】私の選んだアジアの本

近代国家の枠組みを越え、東アジアのいう多様な文化域の独自の構造を照射し、日本の関与の歴史には学ぶところが多い。


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はしで主食とる地域=東アジア」 独・ボン大学の教授に聞く, in: Asahi Shinbun, 18.11.2009